鈴木満画伯の略年譜 | |
1913年(大正 2) | 中狩野村(天城湯ヶ島町)上船原に生まれる。 第27回太平洋画会展に入選。 第14回帝展に入選。 太平洋美術学校本科卒業。 |
1944年(昭和19) | 陸軍美術展で情報局長賞を受賞。 |
1966年(昭和43) | フランスなどヨーロッパに滞在。 |
1975年(昭和50) | 逝去。享年61歳。 |
鈴木満画伯は、大正1に2年(1913)に中狩野村(天城湯ヶ島町)上船原に生まれました。15歳で画家を志して上京後、太平洋画会研究所を経て太平洋美術学校本科卒業。この間第27太平洋画会展に「婦人像」が入選、第14回帝展に「首飾りの女」が入選。昭和19年には、陸軍美術展に後年話題になった「学徒出陣」を出品、情報局長賞を授与しました。 昭和43年、病をおしてフランスを始め、ヨーロッパに滞在。これをきっかけに「孤高を持して瞑想に誘い込む」新たな画境を開き、帰国後精力的に作品を発表し、画壇に 名声を博しました。 筆の走るのを極端に制御し、何度も手を加え、魂を絞り出すようにして制作した姿は、宗教人にも例えられています。 懸命の愛情をもって支え続けた夫人青木純子(示現創立会員)も洋画家です。 彼の著書には「鈴木満作品集」(求龍堂、昭和52年)があります。彼は昭和50年(1975)逝去、享年61歳でした。 |