市山の由来

 豆州志稿によれば、天(てん)神社の天文3(1534)年の上梁文と、北条役高帳に「櫟山」(いちいやま=昔、櫟(いちい)が多くあったため名付けられたものでしょう。)、山の神の天上年間(1572〜1591)の札に「椎山」(誤記と考えられます)、延宝5(1677)年の伊豆順行記に「一位山」とあります。
 さらに、文禄4(1594)年の荒間帳に「狩野の内市山村」とあり、そのころから櫟(いちい)を市(いち)に改められたものであろう、ということです。
 昭和56年、市山(いちやま)に役場がおかれ、町の中心として発展しています。