大平柿木の由来

 柿木の地名については、明応5(1496)年の北条早雲文書(もんじょ)に「柿木」天正9(1581)年の北条氏文書(もんじょ)に「柿木郷」とあります。
 本柿木と一村で柿木と称していましたが、文禄4(1595)年の地詰帳に「大平柿木」とあり、このころ分離したものと考えられます。
 大平とは、ひろく大きい平の意味ですが、増訂豆州志稿にあるとおり、大平郷(修善寺町大平)と山をへだてて地続きにあったためか、大平の人が入植開墾したためにつけられたかは不明です。
 なお、同書に「天保郷帳大平柿木村枝郷赤崩(あかくずれ)を載す」とあります。